人生、しみじみと・・・

一児のパパTonyが、日頃のあれやこれやを斬ります。

国立大附属小学校受験①〜大いなる挑戦〜

明日に国立大附属小学校の入学試験を控え、今我が子はすやすやと眠っています。


多くの親御さん方はお子さんの「小学受験」に向けて、それこそ3歳頃から幼児教室などで準備をして来られたかと思いますが、我が家が子供に小学校受験をさせようと真剣に思い立ってからまだ半年足らず。夫婦一体となって厳しい特訓でここまで来ました。
当初文字通り右も左もわからなかった我が子が、今ではよくぞこんなにも成長してくれたと思います。


実は我が子も3歳の頃に、暫く幼児教室に通っていましたが、引っ越しや家内が働きに出たのを機にやめてしまい、それからは幼稚園と英会話スクールのみ。
お陰で幼児教室で習ったことは全て(行っていたことすら)忘れてしまい、せいぜい足し算・引き算、ひらがなで自分の名前を書くことぐらいで、入試問題などはこれまで全くやらせていませんでした。
子供の進路を常に考えていた家内も、子供が年中から年長に上がる頃には半分諦め気味で、家のすぐ近所の小学校に入れることを考えていたようでしたが、昨年の9月上旬に国立大附属小入試の説明会があり、夫婦揃って参加してからは、本格的に「受けさせてみよう」ということになりました。


そこからは、家内が書店やネットで問題集を買い漁り、我が子に片っ端から教えながら一問一問解かせていく日々の繰り返し。
そしてまずは試しにと、進学幼児教室Mの模試を受けさせました。ここは父兄への説明もきちんとしていて、試験の難易度が高く生徒一人一人の観察などもしてくれるので、暗中模索状態だった私たちにとっても大変勉強になる塾でした。しかし、その模試の結果は散々。ペーパーは解けない上に、試験中キョロキョロ、足をぶらぶらさせるなど態度も最悪。
そこからは、毎日家内の厳しい叱声がこだまし、我が子はその度に泣いていました。
きちんと準備してきた方々は「え?」とお思いでしょうが、我が家では、まずは幼稚園と小学校との境目を認識させ、基礎からみっちり覚えさせることから始めなくてはならず、悠長なことなど言ってられませんでした。
しかしそんな我が子も、意外にも負けずについてきて、普通なら「もう嫌!」と逃げ出すところ、健気にも「国立大附属に行きたい!」と言って絶対に勉強をやめませんでした。その根性は大したものだと親の私でも思います。
そして、毎日毎日問題を解いて勉強していくうちに、徐々にですが不正解の数も減っていきました。上述した進学塾Mでも点数が少しずつ上がり、そして難易度が少し低い別の進学塾Kの講座や模試も受けると、いきなり上位の成績を取るなど、目に見えて成長していることがわかるようになりました。
勿論ペーパーだけでなく、個別テストの想定問答やハサミ使い、紐結び、箸つまみなども日別に決めて毎日取り組みました。
子供の飲み込みは本当に早いものです。今ではほとんど難なくこなせるようになりました。
当初箸にも棒にもかからなかったM塾では、試験直前の最後の講座で初めて「よく頑張りました」のメダルをもらい、「早くお父さんに見せたい」とウキウキしていたようです。K塾の講座でもたくさん花マルをもらいました。
自分自身でも相当自信がついたようで、試験本番直前にして眩しいぐらい瞳が輝いています。


勿論、これだけで受かる保証などどこにもありません。そんな簡単なものではないことは十分承知しています。どういう結果になるかは神のみぞ知るですが、この受験準備の日々で、同じ目標に向かって突っ走る中で、家族が団結し、一つになれたような気がしています。
そして今は「たとえ残念な結果になったとしても、それが我が子にとって今一番必要な道なんだ」と受け止める覚悟もできましたし、「この勉強漬けの日々で得られたものは全て、別の小学校に行くことになってもきっと我が子の血となり肉となる」と信じています。
それだけでも、挑戦した意味は大いにあると思います。勿論、これまでの我が子の頑張りを見てきた私たちは、「できることなら合格させてあげたい」と切に思いますが・・・。


私たち一家の「大いなる挑戦」の第一幕が、間もなくクライマックスを迎えようとしています。


明日の朝、試験会場に向かう我が子に、何と声をかけようかと色々考えてみましたが、やはりこれに尽きると思います。
「自分を信じて、精一杯頑張りなさい」



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