人生、しみじみと・・・

一児のパパTonyが、日頃のあれやこれやを斬ります。

国立大附属小学校受験④〜二次検定・抽選、そして完結〜

我が子の国立附属小学校受験の最後の砦である「二次検定」の抽選の日がとうとう来てしまいました。
本当に自分の受験のとき以上に緊張します。私たち夫婦は、もう何日も胃の痛みが治りません。


しかし、泣いても笑っても、今日で国立附属小学校受験はすべて終わり、入学できるか否かが決定するわけです。
「人事を尽くして天命を待つ」。
一次検定の前にその言葉を教えた時、我が子はきょとんとしていましたが、「これまで教わったこと、やるべきことを一生懸命やって、後は神様仏様にお任せしなさい」ということだと説明すると、しっかりと頷いていました。その結果、一次は合格しました。
そして、私は今日家内が抽選会場である小学校に一人で乗り込み、当選の札を高々と天に向けて掲げ、我が家の悲願である国立附属小学校の入学の権利を勝ち取るというストーリー展開を心に描いていました。


しかし、まさかは本当に起こるものです。
午後2時半ごろ仕事中に私の携帯が鳴り、「当選」の報が来たと思い電話に出ると、泣きじゃくる家内の声。
私は一瞬頭の中が真っ白になり、「ごめん、ダメだった」という家内の言葉を理解するのにしばらくかかりましたが、気を取り直し、「ママのせいじゃない! みんな頑張ったんだ!」と声をかけました。
ただ、頑張って一次を勝ち抜き、「国立に行けるぞ」と半分以上思っていたであろう我が子には本当に申し訳ないことをしたと思いますし、落選の報を聞いた時の反応が目に浮かぶようでただただ胸が痛みました。
それからの私は、ぼーっとしてほとんど仕事どころではありませんでしたが、すぐに気持ちを切り替えました。
家に帰ると我が子を強く抱きしめ、「ごめんな、よく頑張ったのに。ただ、お前は試合には負けたけど、勝負には勝ったんだ。胸を張っていい。お父さん、もっといい中学に入れるようにしてあげるから、一緒に頑張ろう!」と言ってあげました。
そして神様仏様は、欲しいものを与えてくれるんじゃない。本当に必要なものを与えてくれるんだ。そしてこれはお前にとって必要な試練なんだ。いつか、これでよかったと言える日が必ず来るんだ、ということも教えてあげました。
何度も頷く我が子の未来にどうか栄光あらんことを・・・。
今回の受験は、我が子の長い長い人生の中では、ほんの通過点にすぎません。しかし、この数ヶ月で、我が子はとても得難い、貴重な経験をして大きく成長しました。そしてその経験は我が子のこれからの人生での大きな財産になると思います。そして私たち夫婦も、我が子の受験で多くのことを学びました。この経験、学びはこれから大切にしていかなくてはなりません。


ひとまず、我が家の「大いなる挑戦」は幕切れとなりました。しかし、第一幕は完結しましたが、まだまだ終わりではありません。
これからは小学校というステージで、新たなる挑戦が始まります。6年後の中学受験という長期的な戦いです。
鉄は熱いうちに打て。・・・勉強して結果を出すという手応えを覚えているうちに、早く次のステップに踏み出さなくては・・・。
第二幕、頑張ります。



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